RTX 5090がボット対策に写真認証導入、9千ドルで販売開始

待望のRTX 5090と5080がつきのうデビューを果たしました。高性能ながら高額なこれらのGPUは瞬く間に完売し、多くの熱心な購入希望者をがっかりさせました。

予想通り、両モデル（特にRTX 5090）はeBayなどの転売市場で大規模な転売に直面しています。発売わずか数時間で価格が急騰し、RTX 5090は当初6,000ドル以上で取引された後、メーカー希望小売価格1,999ドルに対し9,000ドル（350％高）までピークに達しました。

この狂乱の背景には何があるのでしょう？ゲーム用途以外に、RTX 5090は優れたAI処理能力を備えており、ローカルAIモデルを実行するスタートアップや企業にとって貴重な存在です。NVIDIAのデータセンター向けプロフェッショナルGPUが高価すぎるため、消費者はやむなくこれらの高騰した価格を支払っています。

NVIDIA GeForce RTX 5090 – フォトギャラリー

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ゲーマーコミュニティはこの品不足と転売問題に対し、皮肉を込めつつ創造的に対応しています。eBayでは現在、実際のハードウェアではなくRTX 5090の「写真」を提供する、転売業者をからかうためのパロディ出品が無数に存在します。

ある風刺的な出品はこう明記しています：「ボットと転売業者大歓迎、人間は購入しないでください。ターゲットで調達した8x8インチの額入り写真をお届けします（実際のGPUではありません）。人間の買い手はご遠慮ください」

別の成約済み出品（2,457ドル）では「GeForce RTX 5090（写真のみ）」と明確に告知し、画像ファイルを購入することを強調するため返品不可のポリシーを取っていました。

この状況は業界のより深い問題—すなわちNVIDIAのハイエンドGPU市場での圧倒的優位—を浮き彫りにしています。AMDのRX 9070シリーズがこの性能帯で太刀打ちできず、インテルもまだ追いつけていない現状で、NVIDIAには実質的な競合がいません。深刻な在庫不足も相まって、ハイエンドPCビルダーやテック愛好家にとって苛立たしい状況が生まれています。