ネットイース、成功中の『マーベルライバルズ』チームを削減

ネットイースゲームズは『Marvel Rivals』の好評にも関わらず、米国拠点の開発チームを解雇しました。本記事ではこの動向と、『Marvel Rivals』シーズン1パート2のアップデート情報を詳報します。

ネットイースの再編が北米事業に影響

『Marvel Rivals』米国開発チームにレイオフ実施

2025年2月19日、『Marvel Rivals』ディレクターのサデウス・サッサー氏はLinkedInで、ネットイースゲームズがカリフォルニア拠点のチームメンバーらと共に自身を解雇したことを明かしました。

「この業界は常に驚かせてくれる」とサッサー氏は記述。「我々の優秀なチームはネットイースの新作『Marvel Rivals』を成功させたばかりなのに…突然の解雇だ！」

逆境ながら同氏は元同僚の就職支援を開始：「困難な時期こそ行動を。才能あるプロフェッショナルたちの次なる道を探しましょう」

特にテクニカルデザイナーのギャリー・マギー氏を推薦：「ギャリーはプロジェクト全般で卓越した活躍。革新的な問題解決能力を持つレベルデザインのスペシャリストとして極めて価値ある人材です」

同ディレクターは強力な推薦文を添え：「機会があれば即座に再雇用したい」と表明しました。

成功を収めた『Marvel Rivals』にも関わらず戦略転換

『Marvel Rivals』は中国とシアトルのチームが共同開発し、サッサー氏率いる米国チームはゲーム／レベルデザインを担当。しかし重要な貢献にも関わらず、業界全体の人員削減の波を免れませんでした。

ネットイースは正式コメントを出していませんが、情報筋によると北米事業を縮小中。2024年11月のWorlds Untoldスタジオへの資金撤回、2025年1月のJar of Sparksとのパートナーシップ解消が前兆でした。

『Marvel Rivals』シーズン1パート2の新情報公開

間もなく登場するエキサイティングな新コンテンツ

2025年2月19日の開発者アップデートでは、シーズン1後半に実装される新キャラクター、戦場改修、競技調整などの大規模変更が発表されました。

アップデートでは「シング」と「ヒューマントーチ」が追加されファンタスティック・フォーが完成。ドラキュラ城が特徴の新戦場「セントラルパーク」も登場します。

リードコンバットデザイナーのジョン氏は2025年2月21日実施のバランス調整を詳細化。「クローク＆ダガー」「ロキ」など短期間で必殺技を発動可能なキャラの必要エネルギー量を増加させる注目変更を含みます。

前衛キャラの生存率と機動力が見直され、強力すぎた「ストーム」「ムーン・ナイト」はナーフ予定。

当初予定していたシーズンランクリセット制度はプレイヤー反響を受けて中止。開発チームがコミュニティの意見に迅速に対応する姿勢を示しました。